ユニット「二人」インタビュー

「二人のショー」展、ユニット「二人」(宇田川直寛、横田大輔)へ本展についてメールインタビューをいたしました。

 

 

Q.本展「二人のショー」は、ユニット「二人」として初の展覧会です。宇田川直寛さんと横田大輔さんは、これまで、個々の活動もされながら、2016年からはグループ “spew” (宇田川直寛、北川浩司、横田大輔)の活動もありますが、今回のユニット「二人」ではどのような構想でまず制作を進められましたでしょうか?また、実際に工房 親でのインストールやトークを終え、ユニット「二人」について考えられたことや気付いたことがあればお教えください。

 

そもそも二人の関係が遊び友達ではなく、かと言って仕事仲間と言うほど共有しているはっきりとした目的があるわけではなかったので、ここ数年とりあえず制作のためにあったはいいけど、特にやりたいことややるべきことがあるわけではないので、東京郊外まで車を走らせては何をしようかと話したり、喫茶店に入っては延々無駄話をしていました。なので、何か特別プロジェクトとして用意した内容ではなくて、常日頃の二人の関係にビデオをカメラを持ち込んだらこうなったと言う感じです。

今のところ、とりあえずこんな感じで続けて行って我々が何をしようとしているのか、あるいは結果的に何が起きるのかを見ていこうと思っています。

 

 

Q.今回、展示タイトルを「二人のショー」(Two People Show)とし、ユニット名を「二人」(Two People)とされています。ユニットの構成人数も実際に「二人」ですが、タイトルとユニット名についてお教えください。

 

まず単純に二人であるという事と、このプロジェクトでは写真家として活動をしている宇田川と横田の制作以前の話であるため、専門性をなくした状態から始める必要がありました。ただのAとBの会話として、”二人”というユニットは誰でも入れ替え可能な形としてある必要があり、個人名を使う事を避けました。

 

 

Q.多くの映像や音声が会場内で交錯している印象ですが、映像と音声のバランスについて、今回どのように捉えられていらっしゃいますでしょうか。

 

 

今回の提示方法が理想とは考えていませんが、空間に対して、映像や音声が多いためにどうしても入り乱れて聞こえずらい状態になってしまいます。かと言って、数を限定して一つ一つをしっかり見せてしまうと、これまでに行って来た撮影中の無駄な時間そのものがなくなってしまうので、音声はある程度聞き取れる状態を保つためにいくつかの内容に絞ってそのほかは音を消しています。

 

 

Q.会場入って向かいの壁にメモや写真の破片、また、ユニーク作品“Untitled”が展示されています。この空間についてお教えいただけますでしょうか?

 

 

関係性のための地図としてユニーク作品を作っています。我々は実に多くの距離を移動してきました。移動は二人の会話にはどうしてもつきもので、我々が関係を保つためにする制作と、どこかへ行くための道中はとても似ています。 この移動というものを形に落としていくために地図を作ることにしました。そして周りの空間は資料室の意味合いを持っています。地図は地理や距離的なものより関係性的なものの地図なので、お互いの作品のピースやメモをもとに作られています。

 

 

Q.二人のコラボレーション作品 “Untitled” について。こちらは、スキャナーの上に、写真や段ボール、切れ端等を二人で持ち寄ってコラージュのようにしてスキャンされているということですが、断片をよく見てみると、個々の活動で生じた作品の断片も垣間見られます。本作品を制作して、改めて個々の作品について考えたこと、また、「二人」でコラボレーションしてできた作品について感想をお教えください。

 

"Untitled"  写真、インクジェット、ハーネミューレ紙 (2020) 11種類 各 ED3 

 

 

この作品も会話と同じ様なものとして捉えています。数年前に、暇だしなんか本でも作ろうよ、という事で、近くのハードオフに行ってスキャナーを買い、コンビニで食品などを買ってあーだこうだやり取りしながら作品を作ったことがあります。本当はそれを額装して作品にしようと思ったのですが、そのデータがどこに行ったのかわからないので、今回改めて同じ様な工程を踏んで制作したものです。改めて作る際に、以前は食品だったものをお互いの制作時に出る端材などに変更しました。

例えばアーティストステートメントに、制作をするためにお互いがいるわけではなく、お互いの関係性を保つために製作があると書いたのですが、当時のアートワークもとりあえず会って暇をつぶすために作ったものでした。そういった関係性のための制作物と捉えています。

 

Q.今後、ユニット「二人」はどのような活動をされますか?

 

今後も今までと同様にいろいろな土地を巡りながら制作の話や無駄話をしてゆくと思います。

あとは二人の他に、色々な人たちのどうでもいいエピソードを集めていきたいですね。些細などうでもいいエピソードは人類史の記録に残らないのでとても好きなんです。

 

 

展覧会名  『二人のショー』( 英:Two People Show ) 第12回恵比寿映像祭 YEBIZO MEETS 地域連携プログラム 

会期    2020年2月1日(土) - 2月29日(土) 


Artist
二人 (宇田川直寛、横田大輔)

 

キュレーター
深川雅文 (キュレーター/ クリティック )

 

トークショー (無料)
2月8日(土) 4pm - 5pm

オープニング ( どなた様でもご参加頂けます。)
2月8日(土) 5:30pm ~ 7pm

 

開廊    水 - 日   12:00 - 19:00
      (日曜は18時まで。展示最終日2/29は17:00まで。)

休廊    月・火・第一水曜(2/5)

会場    工房 親 CHIKA

      〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿 2-21-3

TEL / FAX 03-3449-9271

交通    地下鉄日比谷線「広尾駅」2番出口 徒歩6分

      JR山手線「恵比寿駅」西口 徒歩15分 

      渋谷より都バス06 新橋行・赤羽橋行「広尾5丁目」下車 徒歩3分

Website   https://www.kobochika.com


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  • 2020.04.03 Friday
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