「春韻」作家紹介

まもなく、会期折り返しとなる「春韻」展。

1月12日(日)には、オープニングにご来場下さいました皆様ありがとうございました!!

会期は1月26日(日)まで。残り9日、皆様のご来場お待ちしています✳ ( 月・火 休廊 )

 

前回に引き続き、作家紹介として3名紹介いたします。

 

●作家紹介 ( アルファベット順 )

大渕花波 Ohbuchi Kanami

山神悦子   Yamagami Etsuko
好宮佐知子  Yoshibayashi Sachiko

 

会期中の作家在廊予定日は下記をご参照ください。

 

▼作家在廊スケジュール
1/17(金) 2-4pm 山神悦子
1/19(日) 2-3pm 小林翼 / 2-5pm 山神悦子 
1/25(土) 2-3pm 小林翼 / 2-5pm 山神悦子 / 大渕花波・福室みずほ
1/26(日) 4pm〜 小林翼 / 福室みずほ (展覧会最終日5pmまで)

 

 

大渕花波 Ohbuchi Kanami

 

「おばけのパーフェクション」(2019) 綿布にアクリル、ハトメ 161×95×2cm

額縁の中に額縁を集めたものを配置しました。

 

「おばけのポートレート」(2019) 綿布にアクリル、ハトメ 200×83×4cm

額縁を集めたもののポートレートを描きました。

 

 

 

「おばけのケイオス」(2019) 木片に額縁、アクリル (上)12×10×9cm (し)9.3×10×9cm

額縁の切れ端を木片と組み合わせた立体作品。

 

●展示作品についてお聞かせください。また、新たに試みたことや特にこだわった部分があればお聞かせください。

 

今まではかなりの大作か、小作のどちらかを制作していましたので、中くらいのサイズ感の作品

はこの度初めて制作しました。また、額縁を抽象絵画のように描くコンセプトも初の試みです。

2020 年最初の展示ということもあり、新しくもあり、あたたかみのある作風を心掛けました。

 

●2020年、年初めの展覧会となりますが、今後の活動の目標や挑戦したいこと、制作の姿勢などをお聞かせください。

 

今年は昨年に発見したテーマを引き続きメインコンセプトとし、さらに発展させ、制作していき

たいと考えております。また額縁を主体とした立体作品なども作っていきたいです。

 

●全員の作品が展示された空間について感想をお聞かせください。

 

それぞれの個性が尊重されつつ、統一感のある空間になったと思います。
様々なマテリアルの作品がありますので、どの壁をとっても面白いかと思います。

 

[略歴]
1996年 東京に生まれる
2019年3月 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻 卒業
2019年4月 多摩美術大学大学院美術研究科油画研究領域 入学
2020年現在 同大学 在学中


[おもな展示歴]
2016年3月『好奇心』STUDIO DUST BUNNY
2016年5月『桃と花』個人宅
2018年6月『桃と花/余白を読む』ギャラリー親
2018年9月『モノクロマティカ后戰侫螢絅Εャラリー
2018年11月『猫も食べちゃう』多摩美術大学
2019年11月『Guest house』裏参道ガーデン

[受賞歴]
2019年度多摩美術大学 油画専攻 卒業制作 優秀賞 受賞

 

 

 

山神悦子   Yamagami Etsuko

 

(右)「水色のオパール」(2019)  oil on canvas  65.2×65.2cm

河口湖の湖畔にある山梨宝石博物館に展示してあるオパールの原石がモチーフになっています。

 

(ひ)「ブラジルの石」(2019)  oil on canvas  65.2×65.2cm

モチーフは山梨宝石博物館にあるラブラドライトの原石で、実物は光沢のある暗緑色と金色の組

み合わせから成ります。

 

 

(右)「オレンジ色のオパール」(2019)  oil on canvas  24.2×33.3cm

オパールをネット検索すると様々な画像が出て来ます。これはエチオピア産のオパールがモチー

フになっています。鮮やかなオレンジ色と黄緑色の石。

 

(左)「山頂の石」(2019)  oil on canvas  24.2×33.3cm

長瀞の埼玉県立自然の博物館に展示されている武甲山旧山頂で産出した石灰岩がモチーフにな

っています。石灰岩から作られる漆喰の白のイメージと石の表面のヒビの線を作品にしました。

 

●展示作品についてお聞かせください。また、新たに試みたことや特にこだわった部分があればお聞かせください。

「水色のオパール」と「ブラジルの石」は河口湖の山梨宝石博物館で取材しました。同じ大

きさの二つの画面を並べることで、明るく軽快な作品と、暗くて重厚な作品の対照を見せたい

と思いました。

 

「山頂の石」は長瀞の埼玉県立自然の博物館で取材しました。モチーフは武甲山の山頂から

産出した石灰岩ですが、石灰岩採掘により山容が大きく変化し、旧山頂はすでに失われていま

す。石灰岩は漆喰やセメントの材料として人間の役に立ちますが、縄文の遺跡や希少植物は失

われてしまいました。モデルの石は灰色ですが、漆喰の白に置き換え、表面の傷を綺麗な青色

で表すことで、石へのオマージュとしました。

 

「オレンジ色のオパール」はウェブサイトで見つけた画像で、エチオピア産のものです。鮮

やかな色が印象的な石です。

 

●2020年、年初めの展覧会となりますが、今後の活動の目標や挑戦したいこと、制作の姿勢などをお聞かせください。

 前回私が「春韻」に参加したのは2016 年でした。その時はモチーフに鉱物を取り上げ始めて

1 年程だったので、今振り返るとモチーフに捉われていたように思います。4 年の時を経て、最

近では具体的な鉱物からインスピレーションを得た上で、自分本来のリズムに従って画面を作ろ

うと努めています。

 

 昨年から取材先に渓谷や海岸などを選び、その景観をモチーフにした制作を試み始めました。

自分のものにするには時間がかかりそうですが、スケールの大きな岩石の様相を横長の画面にし

てみたいと思っています。

 

●全員の作品が展示された空間について感想をお聞かせください。

 

 参加作家はそれぞれ独自の世界を持っていて、それに相応しい表現方法を使って作品を制作しています。それは当然の前提と言えますが、ここではそれらの個性がお互いを引き立てあって、多様でありながら調和した豊かな展示空間を作り出しています。実際にそこに身を置き、作品を観る楽しさを体験して欲しい展覧会だと思います。

 

 

[略歴]
1950年 香川県生まれ
1973年 お茶の水女子大学家政学部卒業
1989年から個展、グループ展で、油彩、ドローイング、版画などを発表している。
マケドニア、ブルガリアでの滞在制作、スペイン、フランスでの版画ビエンナーレ入選、大阪、ベルギー、香港でのアートフェアー参加などの活動のほか、装画もしている。工房親では1999年から個展、2人展、グループ展で作品を発表している。

 

 

 

好宮佐知子  Yoshibayashi Sachiko

 

 

(右)「季節のアーチ(2 月)」(2019)  水彩ガッシュ、白亜地、寒冷紗、パネル  45.5×38cm

食事の席でそれぞれの時間を楽しんでいる時目にした光景です。鮮やかに浮かび上がる光と陰に

目を止める人、止めない人、様々で、それら全ての感覚が記憶に引っかかっています。

 

(中)「木々の色(3 月)」(2019)  水彩ガッシュ、白亜地、寒冷紗、パネル  53×45.5cm

一日に何度も出入りする空間ですが、いつも見えるわけではありません。季節によって時間によ

って、見えたり見えなかったりする光景です。

 

(左)「新しい光(1 月)」(2019) 水彩ガッシュ、白亜地、寒冷紗、パネル  33.3×24.2cm

階段を降りると、目の前の壁に清々しい光がきらめいていました。

 

●展示作品についてお聞かせください。また、新たに試みたことや特にこだわった部分があればお聞かせください。

 

記憶の中の感覚を再現するために、鮮やかな色調を意識しました。また、同じ色の面でも濃淡

ができるように絵の具をのせました。

 

●2020年、年初めの展覧会となりますが、今後の活動の目標や挑戦したいこと、制作の姿勢などをお聞かせください。

 

今年は、昨年よりももう少し自分の時間が取れそうですので、集中して制作したいと思います。

そして、もっとフレスコの作品を作りたいです。

 

●全員の作品が展示された空間について感想をお聞かせください。

 

それぞれの作品世界が尊重されながらも、春韻展というテーマを持ったまとまりのある展示になったと思います。

 

 

[略歴]

1977 東京生まれ
2005〜2006 イタリア世界遺産ガッラ・プラチディア廟モザイクの保存と現地修復活動への参加
2006 東京藝術大学大学院美術研究科 博士後期課程美術専攻(壁画)修了
2015〜2018 東京藝術大学非常勤講師
2017〜   愛知県立芸術大学非常勤講師
2019 「さまざまな形、さまざまな色」工房親
                 他展示多数
賞歴
2003  第8回ADSP 資生堂
2007  Shanghai Art Fair Emerging Artists Exhibition Shanghai MART 中国 特別賞
パブリックコレクション  台東区 東京

 

 

 

 

展覧会名  春韻 (Shunin)

会期    2020年1月10日(金) - 1月26日(日) 


オープニング ( どなた様でもご参加頂けます。)
1月12日(日) 15:00 - 17:00 

開廊    水 - 日   12:00 - 19:00
      (日曜は18時まで。展示最終日1/26は17:00まで。)

休廊    月・火 (祝日 1月13日(月) は休廊 )

会場    工房親

      〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿 2-21-3

TEL / FAX 03-3449-9271

交通    地下鉄日比谷線「広尾駅」2番出口 徒歩6分

      JR山手線「恵比寿駅」西口 徒歩15分 

      渋谷より都バス06 新橋行・赤羽橋行「広尾5丁目」下車 徒歩3分

Website   http://www.kobochika.com


展覧会についてのお問い合わせ info(*)kobochika.com (*)を@に変えてメール送信下さい。


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  • 2020.02.14 Friday
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