作家紹介「さまざまな形、さまざまな色」

前回に引き続き、展示作家の作品紹介として5名紹介いたします。(50音順) 

 

ご紹介の前にブログをご覧の皆さんの中で、Google Arts & Culture をご利用している方はいらっしゃいますでしょうか?

 

Google Arts & Cultureとは・・・

「Google Arts & Culture では、世界中の文化遺産をオンラインで紹介することを目的に Google Cultural Institute と連携している 1200 以上の代表的な施設やアーカイブのコンテンツをご覧いただけます。」(Websiteより引用)

 

アートに限って言えば、世界中の美術館などのコレクション情報のみならず、コンテンツとしては「素材や技法」「アーティスト」「芸術運動」など、挙げればキリがない程、様々なトピックでアートを楽しむことができます。ちょっとした読み物として、または、リサーチのとっかかりとしてGoogle Arts & Cultureを今回は紹介させていただきました。

 

では、改めて作家紹介をいたします。

 

【紹介作家】

西川雅典

西山晴恵

似内美乃里

根本篤志

長谷川誠

 

\樟邁軼

「みなも」漆、麻布、和紙、錫粉、プラチナ粉 2019 W17×D17×H90cm 

 

 

▽横から見ると

 

 

麻布を漆で貼り重ねて素地を作る乾漆技法で作りました。乾漆の薄く作れる特長を生かして造形を試みました。黒漆の鏡面仕上げと和紙や金属粉を使用したレイヤーの対比の効果を試みました。

 

●本展で発表する作品について、新たに取り組んだ点。または、新たに発見した点についてお聞かせください。
 

漆という膜によって、室内空間に影響を与えるような作品を作りたいと思った。時々で外の景色を様々な表情で映し出す水面のような作品が作れたらと思い制作しました。

 

●来年2020年以降の活動の目標、または、制作をするにあたっての姿勢などお聞かせください。
漆の光沢やその表面に映り込む外の世界をもっと作品の要素に取り込んで、作品の奥にあるもう一つの次元を感じる作品を作ってみたいです

 

▼「さまざまな形、さまざまな色スペシャルブース」にて「銀彩盛皿」と「乾漆カップ」をご覧いただけます。

 

「銀彩盛皿」木 漆 2019 21×21×H2cm

表前面に銀粉を蒔き、色漆で彩色しました。素地はヒバの木を使っています。水洗いも出来、通常の漆器の扱いで使っていただけます

 

「乾漆カップ」漆 麻布 2019 9×9×H11cm

 

乾漆素地で作ったカップです。温かいものでも冷たいものでもどちらでも使っていただけます。薄いつくりですが、保温性も高く熱も伝わりにくいです。表面は和紙でテクスチャーをつけて、仕上げには銀、金粉を使用しています。       

 

「銀彩盛皿」は壁面での展示もしています。

 

 

 

西川雅典
1991 北海道教育大学卒業
1997  東京芸術大学大学院美術研究科修了
1992 ’92工芸都市高岡クラフト展「グランプリ」
1995 朝日現代クラフト展「優秀賞」
1996 札幌芸術の森クラフトコンペ ’96「奨励賞」
2003 「器のメッセージ」(プラスマイナスギャラリー)
2011  台北世界デザイン博覧会 国際工芸デザイン展 日本ブース出展(台北)
2014   La vie quotidienne et les objets d’art ?Exposition de JCDA出展(フランス・パリ)
2017  CONTRAST  Japan’s Potential 工房親   
     清州工芸ビエンナーレ グローバルパビリオン 出展(韓国・清州市)
2019  LOEWE FOUNDATION CRAFT PRIZE 2019 ファイナリスト
他、個展、グループ展多数

 

 

∪昌垣卸

「ティランジア」パネルにアクリル 2019 21 × 15cm
「mure」パネルにアクリル 2019 21 × 15cm

「mure」は6月の個展に出品したもので、多肉植物をモチーフにしている。そこから多肉植物を単体で扱うイメージが派生し、「ティランジア」を描いた。

 

●本展で発表する作品について、新たに取り組んだ点。または、新たに発見した点についてお聞かせください。

 

これまでは抽象寄りの、もしくは解釈を加えた表現をめざしてきたので、対象をそのまま描くのは新鮮だった。植物、特に花をそのまま描くとべたになりがちだが、ポートレート的な扱いをすることで、擬人化されてゆくようで面白いと思った。

 

●来年2020年以降の活動の目標、または、制作をするにあたっての姿勢などお聞かせください。

 

来年以降個展を開催するとしたら、タイトルを「垂直庭園」にしようかと思っている。ここ数年取り組んできた、「架空の植物群」「寄り視点の風景」をもう少し深めてみたいと思う。また、これまでとは逆に、「引き」視点で全体を捉えた風景的な抽象表現も描いてみたい。

 

西山晴恵
1967年生まれ
1991年 多摩美術大学 絵画科 油画専攻卒業
1993年多摩美術大学 大学院 美術研究科 終了

1992年より、ルナミ画廊、トキアートスペース、Gallery360、川崎IBM市民文化ギャラリー、等で、個展、グループ展多数。 2010年頃より、作品形体をそれまでの立体作品から絵画に変更。工房親にて毎年グループ展に参加。 2008年工房親よりアートフェア「アート大阪」、2018年ShonandaiGalleryより「Affordable Art Fair」(ベルギー、ブリュッセル)に出品。 その他、2002年スターバックスコーヒー400号記念店舗(横浜)店内アートワーク制作。(エリア再開発のため現存せず。)
 

 

似内美乃里

「粒◆2019 木 油絵具 アクリル 36.5×26cm

 

前回の点作品から少し動きを出してみました。粒が消えそうになったり流れ星のように流れたり誕生したりするイメージで一粒一粒描きました。

 

「粒 2019 石膏ボード 油絵具 15 ×15cm


雨に打たれ泡になって消え行く様子を表現しようと思いました。凛とした強さと、脆さなど色々と感じていただけましたら幸いです。

 

 

 作品二点に関しては、普段から細かい模様が好きで、日常生活では、水滴や、お祭り・スクランブル交差点の人混みを見たり(人混みの中に行くのはあまり好きではないですが見るのが好き)海の砂一粒一粒や、生地の表面などをよく見るのですが、どれも小さく、細かく、なのに数が揃うと統一性があって力強さがあって、繊細なのに強さが感じられるところに憧れてこういった形になりました。

 

●本展で発表する作品について、新たに取り組んだ点。または、新たに発見した点についてお聞かせください。

 

 力加減によって模様が大きく変わり、そのまま素直に反映され、取り返しがつかなくなるので、日によって違ってくる力加減を調節するのが難しかったですが、楽しく制作できました。

 

●来年2020年以降の活動の目標、または、制作をするにあたっての姿勢などお聞かせください。

 

 さらに大きなサイズの作品に挑戦したいのと、次は人を密集させた作品や、色が入ったもの、模様の少し大きいものにも挑戦してみたいです。

 

似内美乃里
1993.10.15生  岩手県宮古市出身、盛岡市在住 職業:会社員
盛岡大学短期大学部 卒

 

2013 MINORI NITANAI 1st EXHIBITION 2013 岩手県盛岡市 クラムボン
2016〜2018 「さまざまな形、さまざまな色」 工房親

 

 

ず本篤志

「もしもの話」2019 リトグラフ、水彩、和紙、洋紙、枝、葉 45.5×35.5cm (額サイズ) 33×23cm (作品サイズ)
「つないだ手」2019 リトグラフ、水彩、和紙、洋紙、枝、葉 45.5×35.5cm (額サイズ) 33×23cm (作品サイズ)

 

 

きっと変化していくことから目は逸らせないのだと思います。この作品も変化していきますが、その時にどんな手を差し伸べていただけるのかで、この絵も変化していくのだと思います。時間や空間を超えて触れ合える世界であったら良いなと思っています。

 

●本展で発表する作品について、新たに取り組んだ点。または、新たに発見した点についてお聞かせください。

 

さんざん言われたことだと思いますが、物と物との距離、絵画空間の距離、絵画の時間について、改めて考えていました。私自身の絵の変遷を振り返って、今までをまとめた上で新たな広がりを見つけようと試みました。

 

●来年2020年以降の活動の目標、または、制作をするにあたっての姿勢などお聞かせください。

 

来年の活動目標としては、まず春にある二人展で世界観をしっかり作り上げることです。その後はそこでの展示次第だと思っています。制作をするに当たっては、夏までの制作が守りに入ってしまっていた気がしているので、次の一歩を踏み出すことを意識していきたいと思います。

 

根本篤志
1987  東京都生まれ
2011  法政大学文学部日本文学科 卒業
2015  東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻 卒業
2017  東京藝術大学大学院美術研究科 修士課程 絵画専攻 版画第一研究室 修了

2015  神山財団芸術支援プログラム奨学第2 期生  第83 回日本版画協会版画展 入選
2016  第5 回FEI PRINT AWORD 大賞                 その他受賞多数

 

その他展示多数

 

ツ甲川誠

 

「霧の様態-02」2019 印刷物 熱溶融形接着剤 25,5×17,8cm
「霧の様態-01」2019 印刷物 熱溶融形接着剤 29,5×21.0 cm

 

 

2019年より開始した新シリーズ。以前よりアウトドア関連のカタログに使われる風景写真に着目してきたが、シーズン毎に膨大な数の印刷物として企業イメージに帰属しながら消えていく風景にもう一つの「風景」を感じるのだ。主に商品カタログの表紙を飾るコーポレートサインをその背景にある風景と同化させるように消去する。無名化されていく風景にさらに半透明なグルースティックを熱溶融させて流し込む。もはや風景は匿名性を持ちながら私から遠く離れていく。

 

長谷川誠
盛岡市在住 岩手大学卒業
1990 岩手県優秀美術選奨受賞
1995 第九回ホルベインスカラシップ作家

 

2015 個展「起伏ある風景へ」ギャラリー彩園子機↓供弊慌)
2016 「CONTRAST- 長谷川誠・小林晴郎」工房” 親”(東京)
   「 2016 年の IMA」岩手県立美術館(盛岡)
2017 個展「凍土」Cyg アートギャラリー(盛岡)
2018 個展「辿りつかない峰」晴山倉庫Fine Arts(花巻)
2019 「CORRESPONDENCE / LANDSCAPE -起伏ある風景へ- 」工房親

 

 

 

 

展覧会名  さまざまな形、さまざまな色

会期    2019年11月21日(木) - 12月22日(日) 


オープニング ( どなた様でもご参加頂けます。)
11月24日(日) 15:00 - 17:00 


開廊    水 - 日   12:00 - 19:00
      (日曜/祝日は18時まで。展示最終日12/22は17:00まで。)

休廊    月・火・第一水曜(12/4)

会場    工房親

      〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿 2-21-3

TEL / FAX 03-3449-9271

交通    地下鉄日比谷線「広尾駅」2番出口 徒歩6分

      JR山手線「恵比寿駅」西口 徒歩15分 

      渋谷より都バス06 新橋行・赤羽橋行「広尾5丁目」下車 徒歩3分

Website   http://www.kobochika.com

 

 


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  • 2020.07.24 Friday
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