作家インタビュー 崕娜ぁ彭

「春韻」展も本日(1月19日)を含めて残り6日となりました。(月・火を除く)

 

この度は、会期中にも関わらず馬場隆子とスタッフ深川伶華が共にインフルエンザに罹り

1月17日(水)から十分にお知らせ出来ないままギャラリーを早く閉めたり、お休みしたりと

わざわざご来場いただいた皆様・関係者にはご迷惑おかけし、深くお詫び申し上げます。

 

1月20日(日)までは、営業時間を変更しております。

作家が在廊しておりますのでお近くお立ち寄りの際にはご高覧下さい。

 

   ▶︎1月19日(土)  14:00 - 19:00    作家 | 福室みずほ

   ▶︎1月20日(日)  14:00 - 18:00    作家 | 堀部由佳子

 

なお、1月23日(水)からは通常営業となります。

皆様もくれぐれもご自愛くださいませ。

 

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作家インタビュー,箸靴董∈2鵑蓮崙鸞射音」「福室みずほ」「堀部由佳子」を紹介いたします。

「春韻」展に向けての姿勢や、作品のこと、今後の制作についてインタビューいたしました。

 

■二村有音( Nimura Yuon )

 

・今回の「春韻」というタイトルのもと、どのような意識で制作をされましたか?


私にとって、春韻というタイトルは、「新たな波動」というイメージです。そのため、そのイメージに合うような作品にしました。また、新春の訪れなので、新たな挑戦をしたい、という意識から、言葉と絵画の関係の可能性を探ってみたいという思いがあります。それは、ずっと自分の中に在る想いでした。それなのにここ何年も忘れていたので、あらためてその自分の中の想いに気づき、作品制作に生かしました。

 


・作品についてお聞かせください。


2016年から、モノタイプという版画技法をはじめ、その技法と向き合って制作していく中で、いくつかの素材や道具を試してきました。中でも特に、どの和紙が自分の表現に合うのかに興味があって、探ってきました。今でも素材、特に和紙への興味は尽きません。
今回の作品は、その試行錯誤の過程で、産み落とされたものです。
 

「もっと感覚を信じていいんだ 1」 27.2×23.3cm モノタイプ、和紙 2007


・今回の制作にあたり、新たに試みたことや特にこだわった部分があればお聞かせください。

 

言葉と絵画の関係の可能性を探ってみたいということです。
言葉(この場合、作品タイトル)は、絵画を支えるのか、あるいは、無関係なのか。
どこか違う場所へ鑑賞者を運ぶのか、それともただ台無しにするのか。あるいは言葉遊びにすぎないのか。
 

 

 「天の川の風を感じて」 60.6×90.9cm モノタイプ、和紙 2007 

 

・今後の活動や目標をお聞かせください


続けていきたい。今はその一念です。そして、変わっていく自分の環境や状況に呼応しながら、作品も、自分も変わっていきたいと思っています。
その中で、できれば成長していきたいです。進んだように見えて、同じ地点に帰ってきていたとしても。
らせんの道のりを登り、少しは見晴しの良い場所にいってみたいと思っています。制作にはその可能性があるように思います。

 

 

▼二村有音( Nimura Yuon )

 

略歴

静岡県生まれ

バルセロナ大学(美術学部)での1年間の留学中に絵を描き始める。
2008年東京芸術大学大学院美術研究科修了。

「背骨を擦る」「目で、触って」「春韻」「December Tune」(工房親・東京)
グループ展「美浜美術展」(福井県立美術館)
「phase transition」(上野駅breakギャラリー)
アートフェア「SLIK」(フランス)

 

 

 

■福室みずほ(Fukumuro Mizuho)

 

「watershed」 91×73cm パネルにキャンバス、アクリル、顔料インク 2018

 

・今回の「春韻」というタイトルのもと、どのような意識で制作をされましたか?

 

自然光が届く空間での展示ということを意識しました。春の光が差し込んで、作品の上を移動するような時間を想像しながら描きました。

 

・作品についてお聞かせください。

 

タイトルの「watershed」は分水嶺を意味する言葉で、地下深くを流れる目に見えない現象を描きたいと思いました。
作品は2枚連作で並べた時に横への空間の広がりをより強く感じられるよう意識しました。

 

 

・全員の作品が展示された空間について感想をお聞かせください。

 

様々な表現、素材の作品が集まり、それぞれの作品の前に立った時に温度の違いも感じられるような印象を受けました。

 

 

・今回の制作にあたり、新たに試みたことや特にこだわった部分があればお聞かせください。

 

同じテーマで数年制作しています。完成させた時に次の課題がはっきりと自覚出来るように、一枚ごとに答えを出したいと考えています。

 

・今後の活動や目標をお聞かせください

 

 赤坂のフレンチレストラン・「かえりやま」にて4月まで個展を開催中です。

   (補足)工房親では、レストラン「かえりやま」での展示を行なっており、年に3回展示替えをしお食事とアートを楽しんでいただいています。詳しくはコチラのページをご覧ください。

 

 

▼福室みずほ(Fukumuro Mizuho) 

 

略歴


筑波大学芸術専門学群 美術専攻 日本画コース卒業

個展
2003〜05  ARTSPACE Arles(牛久)
2003、05、06  十一月画廊(銀座)
2006  日仏会館(恵比寿)
2008   Gallery Archipelago(茅場町)
2010  ギャラリープラーナ(恵比寿)
2011  art gallery closet(西麻布)
2012  茶茶(狛江)
2014  art gallery closet(西麻布)
2016〜18 KURUMA'rt contemporary (日本橋)

グループ展
2004  拡兆する美術TSUKUBA2004(茨城県立つくば美術館/つくば)
他多数

 

 

■堀部由佳子 ( Horibe Yukako)

 

・今回の「春韻」というタイトルのもと、どのような意識で制作をされましたか?

 

今回、春韻というタイトルからイメージを膨らませたのは、色彩でした。桜の花びらのような淡い、じんわり滲み出てくるような紅色を意識しました。
同時に、うっすらとではありますが、昨今言いようのない不安を感じていて、できれば何かの始まる“春”であるならば、絵の表情が以前よりもあかるく穏やかにあれればと願いながら描きました。

 

・作品についてお聞かせください。

 

 

「 時間州−spring1」 65.2mm×53cm キャンバス、油彩 2018

 

ノートの片隅に絵を描いたり、気分のまま落書きすることで、私たちは何気ない想いをメモしています。そう思うとメモは記憶の痕跡のようにも思えます。そのようなことからか、落書き、メモの走り書きなどになんとも言えない愛着を覚え、その“筆致”を題材に選び制作しました。
過去を振り返ると記憶は時系列から自由になって浮かんでいるように思えました。時間の空間に浮かぶ記憶の痕跡をしま(州)に例えて“時間州”とタイトルをつけました。


・全員の作品が展示された空間について感想をお聞かせください。

 

それぞれが離れた場所で描いてきたものを一堂に会することで、それぞれの絵から、また違ったイメージが引き出されたように思い、たのしく、興味深かったです。
一つの作品の中に全てがあるのではなく、作品もまた他者や場所とのコミニュケーションがあってこそ何かが見えてくるのかもしれません。展覧会はつくづく一期一会のものだと感じました。

 

「 時間州−spring3」 41×31.8cm  キャンバス、油彩 2018 


・今回の制作にあたり、新たに試みたことや特にこだわった部分があればお聞かせください。

 

久しぶりに時間州というタイトルで絵を描きました。
子どもの頃に描いた絵をモチーフにしたのも久しぶりでした。
より淡い色を意識したことと、今までは引っかいていたところ、綿棒を使ったり、ふき取ったりすることはやったことがなかったわけではないですが比較的新しい試みでした。

 

 

・今後の活動や目標をお聞かせください


今後は紙を支持体としたドローイングも描きたいです。また、そういう抜けたものを油絵の表現にコラボして展示することで、浮力感が加わったり軽やかな風合いが出てくればいいなと思います。

 

 

▼堀部由佳子 ( Horibe Yukako)

 

略歴

 

1986年 3月     東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻卒業
1988年3月     東京芸術大学美術学部版画科修了


1986年10月     小野画廊 銀座
1994年5月     なびす画廊個展 銀座 
1995年6月     ギャラリーアリエス個展 銀座
1997年5月     なびす画廊個展 銀座 
1998年2月     工房“親”個展ー企画展 広尾
1999年8月     銀座九美洞ギャラリー
2002年5月     銀座九美洞ギャラリー個展ー企画展 銀座
2003年9月     ギャラリー52三人展 飯田橋
2004年9月     韓国-Environment Art Expo Korea 2004 韓国
2005年2月     工房“親”個展 企画展 広尾
2005年7月      niche gallery 3人展 企画展 銀座
2010年10月     工房”親”グループ展、10人の視覚提言ー絵画のサイズ・絵画のイメージに参加
2011年〜      東北大震災復興支援のためのサポート展サポサポプロジェクトに毎年参加
2013年1月     工房”親”グループ展、春韻展に参加 (以降、2014年、2015年、2017年に参加)
 1月     largo個展 大阪
2015年10月     工房“親”グループ展、絵画を考えるー自然ーに参加 
2017年8月     工房“親”グループ展、LOOP展に参加
2018年9月     工房“親”グループ展、絵画を考える−時を描く−に参加
 

 

 

 

企画展
【春韻】会期:1月11日(金)-1月26日(土)
OPEN 12:00  CLOSED 19:00
※日曜・祝日・最終日 18:00 まで
休廊 月・火
 

<参加作家>
架菜梨案 小林翼 鈴木敦子 堀部由佳子 福室みずほ 二村有音 

 

「春韻」展専用ページ http://www.kobochika.com/homepage/html/exhibition_20190111.html


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  • 2019.08.23 Friday
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