「pot-au-feu」展 開催中!

工房親では3月11日より、東京芸術大学デザイン科2年生による美術作品展「pot-au-feu(ポトフ)」を開催している。

 

 

 

 

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pot-au-feu(ポトフ)展は、東京芸術大学デザイン科2年生による美術作品展です。
色々な野菜が美味しく混ざりあったポトフのように、個性が響きあいお越しいただいたお客様の心が温まりますように…

 

今年のテーマは、

「 おはなし 」

 

物語、対話、歴史、言語、コミュニケーション、虚構と現実…

「おはなし」という言葉には様々なおいしさがつまっています。

それぞれの「おはなし」をそれぞれの味わい方で…



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9名の若い作家たちがそれぞれ「おはなし」というテーマをもとに、映像、平面(デジタル・アナログ)、立体、絵本、おもちゃなど、さまざまな展開を見せる楽しくて全体に温かみのある展示だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

井桁宗亮

 

 

 

「あなたの知らないものがたり」作者の井桁宗亮です。

人間の近くに存在しているのに誰にも気付かれずに生きる者たちの世界をシリーズとして制作しています。ファンタジーの世界だけどもしかしたらいるかもしれないという生物としてのリアルさを出せないかと思いながら試行錯誤しています。今までは多くを絵画作品として仕上げていましたが、今回は造形作品を制作し実際の存在とすることで展示に来てくださった皆さんと"彼ら"との出会いを体験してもらおうと思いました。

 

 

 

宇佐美織絵

 

 

 

私は料理をするのが趣味でその中でも一番好きな料理は煮込み料理です。

普段せっかちな私でも、食材たちの様子を見ながら調味料を入れ、時間をかけて味が染み込み美味しくなる事を知っているので「あともう少し。美味しくなれなれ。」と思いながら待てるんです。

 

今回のpot-au-feu -おはなし-展では『kotokotto(コトコット)』という火を使わずに煮込み料理を体験できる知育玩具を展示しています。

kotokottoは和紙で出来た野菜と調味料のようなインクが入っています。

和紙で出来た野菜をご自宅にある鍋に入れ、調味料のようなインクをその野菜に少しずつ垂らしていく、調味料が野菜に染み込んでゆく様をじっくり見て、全体に染まったら出来上がりです。

 

従来のおままごとセットはプラスチック製の調理器具と食材が定番ですが、それでは料理をする仕草は覚えても、調理されている食材たちが自分が加えた調味料によってどう変化して美味しく出来上がるのかまでは知ることができません。

料理とは食材とのコミュニケーションによって美味しく作る事が出来るので、子供たちにも料理をする楽しさを知れるきっかけとなればと思い制作しました。

 

 

 

大島利佳

 

 

 

今回の作品『chat over a cup of tea(お茶を飲みながらおはなししましょう)』、『bloom(おはなしにお花を咲かせましょう)』は、話にゆかりのある言葉のお茶、お花の言葉遊びから出来上がった作品です。おはなしをする空間をどのようにして素敵なものとして表現するか、そこに注力して描きあげました。

 

 

 

小野颯志

 

 

 

託し継がれ物語は生きていくのでしょう。

今回の展示では、少女が本と出会い、本と過ごし、本をつぎの世代へ伝えていく、というひとつの『おはなし』を作品に込めました。ファンタジーめいた景色や彩りとともに、ほんのりとでもその文脈を感じて、楽しんでいただければと思います。

 

 

 

大平虹綺

 

 

 

今回は、私が実際に飼っている愛犬ジャックをモデルに絵本を制作しました。

今回のポトフ展のテーマが「おはなし」なので、みなさんに読んでもらって、心があたたかくなっていただけるような「おはなし」を作ろうと考えました。

「しあわせのおはなし」は、日常の中にある、ちいさなしあわせを詰め込んだおはなしです。小さな幸せの中で過ごす主人公のジャックを通して、読んでいるみなさんも幸せになっていただけたら嬉しいです。

 

 

 

川名泰夢

 

 

 

いつもはもう少し違ったモチーフを描いていて、風景や抽象的なものではなく自分の頭の中に浮かんだ生き物を描くことが多いです。前々から描きたいと思っていた豚を使って何かできないかと思い制作しました。展示している『てぃむとんぷそん』という作品は、過去に自分が制作した立体作品を平面に起こしたものです。マカロニを食べ続けて全身がマカロニになってしまった怠惰な豚の造形作品を、今回はその幼少期をイメージして描いています。『煉瓦の家』という作品も、オオカミに襲われない環境にいることで堕落してしまった豚がモチーフになっています。目つきは悪いけれど、ちょっと繊細な子豚たちです。

 

 

 

佐藤真由

 

 

 

いるかもしれないし、いないかもしれない。あるかもしれないし、ないかもしれない。信じてしまえばそれは真実で、その世界には誰も干渉できない。そんな物語を描きました。

 

 

 

常田遙

 

 

 

タイトルはdressといいます。

 

物語がはじまるまえ、女の子たちなにをするかということから

自分のはなしがはじまる前の

彼女たちが彼女たちになるまでの身支度をテーマに

少しのけだるさ、見せることのないだらしない姿、彼女たちの日常を描きました。

 

 

 

山田彩七光

 

 

 

一瞬の連なりが、対象にに時間を与え、動きを与える。移り変わることで意味を持つというアニメーションの存在そのものが物語的だと思い、映像作品をつくりました。

「話す」ということは、記憶や感情を分解し編集する行為です。

今回の作品の軸となる、環境音の組み合わせは、誰にでも共通する記憶の断片です。普段の生活で懐かしさを感じた音を録音したものでつくりました。

記憶は、感情をつくります。

感情は形を作っては消え、また新たな形をつくります。

とめどなく移り変わる抽象的なアニメーションは、感情のつかみどころの無さを表しています。

記憶や感情は、私たちがコミュニケーションをするための基準となる、誰にでも共通する触れることのできない"何か"です。

言葉にするということはその"何か"が泡のようにはじけて消えることです。

次々と移り変わり、儚く弾けて消えた泡の正体を探ることが、私の表現する「おはなし」です。

 

 

 

 

 

彼らがそれぞれに描く「おはなし」はファンタジーの要素もありながら、どこか何気なく過ごす日常のひと場面を覗き見るような感覚さえも覚えさせる。

 

 

 

 

テーマや制作に真摯に向き合う彼ら自身のこれからの「おはなし」を工房親は応援していきたい。

 

展示は明日17日までとなり、作家も常に在廊しております。

みなさま是非ご来場、ご高覧くださいませ。


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  • 2018.09.19 Wednesday
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  • 18:31
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