CORRESPONDENCE/LANDSCAPE 017 Part-2 鬼頭明稚インタビュー

CORRESPONDENCE/LANDSCAPE 017 Part-2

 

 

 

 

今回は鬼頭氏への質問です。

 

 

 

 

 

☀写真との比を通して風景表現を示す企ですが、本展への加への思いはどうでしたか?

 

絵画制作に写真をよく使いますので、企のお話をいただいたときは比軸をどうしたらいいのか迷っていました。今回はモティフにする具体的な風景がまず決まり、次に使用する材の選がありました。そんな中で絵画表現の特的な部分を前面に出そうと考えました。支持体の組立から始まり具によるを終えるまでのあいだに面と共有している時間に心を集中していました。

 

 

 

 

この展覧会の作品には旺盛な制作意欲が感じとれますが、なにかそのきっかけとなること等がありましたか?

 

大したきっかけではありませんが、今回の展示スペスに見合う大きさの作品を制作するため、自宅のスタジオを整理しました。制作環境がわると不思議と意欲が湧くものです。また、新たな試みとしてゴルデン社の「オプンアクリル」(乾きがいアクリル具)を使用しました。実験的な作業というのも制作意欲をかき立ててくれます。

 

 

最近の作品の傾向とは異なる風景の意識がく前面に出てていますね。

自身の作品への思いは?

 

傾向は昔からコロコロわっていくんですよ。周の冷たい視線を感じてもこの傾向はわらないですね。なぜそうなのか自分でもよくわからないです。直前までやっていたことにして情熱が湧かないとか、執着出ないとか。何事してもはかなんでしょうね。風景の意識という点ですが、今回の企に沿う作品にすべく自分のルツとなった景色を「風景」として描くことを選びました。

 

 

 

 

そんな中にあって、1点がまったく傾向が違うのですが、その意とはなんですか?

 

 

的にそうしたわけではなく、制作過程でそうなってしまいました。を描くときどこにピントを合わせるのかいつもになります。今回、使用した基底材が原因で1点だけ絵具の筆く出る結果になりました。この作品の表現がに入らなかったので、他3点は基底材をえました。

 

 

この作品に描かれている風景と作者とのわりについて語ってください。

 

3年から大で上京するまで過ごした故の風景です。愛知県知多郡東浦町にある乾坤院(昨年全し消失)の裏山のはずれのすり鉢の傾斜地に暮らしていました。自宅前にがる木林は、時「もやしっ子」だった少年の友達でした。「すべる池の」は、地すべりで池の中に滑り落ちたの大木がモチフになっています。現在、池は干上がってしまいましたが、年花をかせています。「地の裏の天」は、乾坤院のお地さまの裏手に作った鬼頭家の飼い犬猫の墓をモチフにしています。犬は番犬として敷地の彼方此方で飼っていて、「下った先のコンクリト」にその中の2箇所が描かれています。前述のの付近でも祖母の代の番犬が飼われていたそうです。「小高い丘の枯葉」は、現在の家の庭を描いています。

 

 

 

 

現代絵画として、今後どのな風景表現が展開されていくと思いますか?

鬼頭さん自身、自分の絵画世界にも風景継続させるつもりはありますか?

 

現代の絵画表現は大すぎて自分の理解を超えているので、今後の展開については若い世代にります。個人的には制作意のところで申し上げたように、絵画表現上の「ピントの合い方」がになっています。言い方が正しいのかどうかわかりませんが、それは最初に申し上げた「心を集中する」方法なのかもしれません。自分の絵画世界のなかで描かれる形象の一つとして風景いていきます。

 

 

 

 

 

風景表現された場所とのわりが良いですね。

 場所作者゠絵画の一体感を受けとれます。

 

トディレクタ クボタタケオ

写真 上野さえ加〕


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  • 2017.08.19 Saturday
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