「壁修復」

工房チカのギャラリー内の壁修復とペンキ塗りをした。

かれこれ5年くらいしていなかったので気になっていた。 

やりくり厳しい当方はペンキ塗りや修復も作家さん達の手を借りている。

そして、鬼頭明稚、小林晴郎、野津晋也、中西寿美江さんの4名に協力いただきました。

 

今回は鬼頭さんを中心に修復プランを立てて下さり、必要な買い物のアドバイスを授けてくれて先ず彼が修復をした。

私と深川さんは連れだってDIYの店に行き2度にわたって買い物をした。

先ず、鬼頭明稚さんが先陣を切る。
鬼頭さんが、サンダーで壁のやすり掛けをする。

 

野津さんと小林さんがペンキ塗りに来られた。

 

訳あって途中から中西さんが来て下さった。

流石の皆さん美術家達。ペンキ塗りはスーイスイ

とてもきれいな壁に生まれ変わりました。

 

猛烈な暑さでしたがチカは夏休みが終わり通常営業しています。

 

そして、このきれいになった壁に最初に展示する展覧会は「絵画を考える」
9月8日(土)から開催いたします。今年のテーマは、「音を描く」です。

 

9月14日(土)は作家達8人による飾らない率直なトークとレセプションがあります。

 

▼オープニング・トーク

アーティストトーク ( 無料、事前予約不要 )
9月14日(土) 14:00 - 15:30   

オープニング ( どなた様でもご参加頂けます。)
9月14日(土) 16:00 - 18:00 

 

どなたでも予約無しで出入り自由なトークです。

ゲームなども予定していますのでお気軽にご参加ください。


展示詳細はこちら

 

 

展覧会名  「絵画を考える −音を描く− 」

会期    2019年9月7日(土) - 9月28日(土) 


         ▼オープニング・トーク

         作家によるトーク ( 無料、事前予約不要 )
         9月14日(土) 14:00 - 15:30   

         オープニング ( どなた様でもご参加頂けます。)
          9月14日(土) 16:00 - 18:00 

開廊    水 - 日   12:00 - 19:00 
      (日曜は18時まで。展示最終日は17:00まで。)

休廊    月・火

 

 


セビリアからのお便り

セビリアにいらっしゃる、KIMIKAさんよりお便りをいただきました。


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△「カラコレス」という小さいカタツムリのお料理

 

これはセビリアで4月から9月にかけて食べられてるものです。小さいカタツムリなのですが、今の時期、どのバーもそれぞれの自慢の味をこぞって出しています。セビリアの人達は、待ってましたとばかりに毎日の様にお気に入りのバーへ食べにいきます。これがまた病みつきになるのです。オリーブオイルにニンニク、鷹の爪、クミン、ウコンなどで作られていますが、少しづつバーによってレシピが違うのですよ。クミクミして美味しいですよ!

 

 

大きいカタツムリと小さいカタツムリの煮込み料理があります。 大きいカタツムリ料理は『カブリジャス』、小さいカタツムリを『カラコレス』と言います。

以前お送りした写真の小さいカタツムリは5月中旬から7月までが旬。今は9月まで出回っているのですが、8月以降は苦くなるのです。オリーブオイルをベースにニンニクがいっぱ効いてとっても元気になります。暑いアンダルシア、特に暑いセビリアならではの料理です。お店によって、味付けが違い、決め手にクミン・黒胡椒、タイム、鷹の爪、パクチーの種、ウイキョウ等7、8 種類、お店によってはもっとスパイスが使れています。そこに、生バジル、トマト、玉ねぎ等と共に煮込むのです。私が食べてオススメはミントが入ってるのでした。ミントの爽やかさで、ニンニクと混ざりあっても、さっぱりとしておいしいのです。

セビリアの人達は、これまた上手にカタツムリさんを吸って食べるのですが、食べ慣れてない私には難しく、爪楊枝でチビチビ食べます。私が一個食べてる間に、みんな10個位食べてしまい私の食べる分がなくなってしまうのが悲しい... のですが、早く食べ方をマスターしたいです。一年後には忘れていて、この繰り返しなのですが... 

 

もう7月中旬、皆さん別れを惜しむように、日々カラコレスを頬張って居ますよ。

カラコレス・バーの地図がある程です(笑)。

 

急に食べたくなり、ふらっとよくいきます。

 

そんな夜の帰り道の一枚の写真も送ります。

 

△トゥリアーナ橋

 

この橋は、パリのエッフェル塔を作ったエッフェルさんが作ったトゥリアーナ橋です。近くで見ると円の組み合わせの、惹きつけられるデザインに圧巻されます。ロマンチックです。

 

また前日、アロンソとニールソンギャラリーのジャックとマルに会いました。

 

 

隆子さんとの思い出話に花を咲かせました。アロンソが、隆子さんに教えてもらった美術館がとっても素敵だったそうなのですが、名前を忘れてしまったそうなので、教えて欲しいとのことです。お庭がとっても立派な美術館だったそうです。

 

 

さて、長くなりました。

 

7月26日からモザンビークです。また、写真と共にご連絡します。向こうでも展覧会楽しみです。アルビノの人達の施設にも行き、コラボレーションをする予定です。詳細をお楽しみにしていて下さい!

 

では、隆子さん、セビリアからでした!

 

公花

 

 


7月に観た展示について

最近観た展覧会の中から、いくつか取り上げる。

 

今回は

TOKYO ART BOOK FAIR at 東京都現代美術館

・架菜梨案 個展「あなたと触れ合って広がる/When I’m with You My World is Bountiful」at Zen Foto Gallery

・押鐘まどか「テキスタイルの箱舟/MadokaOshikane」at 東京ビックサイト ( interior lifestyle TOKYO )

 

TOKYO ART BOOK FAIRは、会場が混んでいてゆっくり観られなかったので展示そのものについて書くのは控える。

ただ、ここの所すれ違っていた作家の Yu Sora さんと会えた事は嬉しかった。元気にブースを構え、小作品や、本、ハンカチを販売していた。

 

△Yu Soraさんの本と、ハンカチ

 

その後、久しぶりに地下鉄の清澄白河駅まで遠回りしながら街を歩いた。

 

△アサガオ 午後3時なのにきれいに咲いている。

 

△街路樹(プラタナス)もアートのよう。

 

この辺りは昔、木場で水路が多かったせいか、この所の梅雨で雨量が多かったためか

この辺りの草花が清々しくきれいなのが印象に残った。

 

 

 

架菜梨案さんは、恒例のZen Foto Galleryさんでの個展が今年も開催された。

あなたと触れ合って広がる/When I’m with You My World is Bountiful

 

工房親では、今年1月グループ展である「春韻」展で紹介し平面作品やセラミックの作品を紹介させていただきました。

今回は、個展ということもあり比較的大きな平面作品から、小さいもの、そしてセラミック作品も以前より大量でバラエティーに富んでいる。

 

架菜梨案

△架菜梨案 作品 展示風景 at Zen Foto Gallery

 

△架菜梨案 作品 展示風景 at Zen Foto Gallery

 

生き生きとしていて、ライブ感のある作品を観て彼女のパリでの生活が楽しく制作にあたってい充実している事が伺える。

 

 

最後は押鐘まどかさんの東京ビッグサイトでの展示、インテリア・デザインの国際見本市「インテリア ライフスタイル2019」。

 

東京から世界へ向けてライフスタイルを提案するインテリア、デザイン市場の国際見本市をあって世界各国からの企業や日本のメーカーなど多数参加。

 

△押鐘まどか 展示風景

 

その中で、押鐘まどかさんは数年前から展開している、「ノアの箱舟」のMADOKA OSHIKANE ブランドのブースでテキスタイルデザイナーとして頑張っている。

 

 

今回は特に、インテリア・デザインの展示会ということもあり、インテリア関係のカーテン、クッション、ランプシェードなどの作品も展示していた。彼女自身が素材から作っている布を案内状にも貼り付け、テクスチャーを実際に感じさせていた。

 

 

馬場隆子


「オセアニア」展  ケ・ブランリー美術館 2019年3月〜7月

パリから、ケ・ブランリー美術館で開催していた「オセアニア」展の頼りが届いた。

パリには、世界的にも有名で観光スポットとなっている美術館も数多くあるが、ケ・ブランリー美術館もユニークで楽しい所だ。

 

馬場隆子

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ポスターにみるのは19世紀の木彫り彫刻でソロモン諸島からくる。コブシほどのおおきさで丸木舟のへさきについていた。一羽の鳥を両手で敬い、網の帽子と大きなイアリングをつけた面が神妙な表情で海をみつめている。鳥は魚獲りがうまく、嵐を生きのび空路をみつけることができるのだ。そして航海する人に陸地や魚群の位置を知らせてくれる。

 

大洋の州オセアニア、その広い海域の民族の海洋文化を、西欧人到来以前の14世紀にさかのぼって紹介しているのがこのオセアニア展。展示品はオーストラリアをのぞく大きな島ニューギニアとニュージランド、加えてカロリン、ソロモン、フィジ、マルキーズ、ハワイなどの諸島で製作されたものである。

スターはラグーンや河や湖を渡るおどろくほど細くて長いカヌーや豪快な大舵、船首船尾の彫刻。霊祭の家の凄みのある柱彫刻もあれば、舳先や櫂の浮彫、単純な航海用具や安全を祈るお守り、貝や鳥の羽根で飾られた儀式の面など簡素で繊細なものもある。17世紀の西欧植民地支配は悲劇、交換、商業、発展、同化という形で諸島の生活におおきな影響を及ぼした。

展示品のおおくはアムステルダム、バーゼル、ケンブリッジ、ハンブルグ、ブレーメン、パリといった西欧の美術館からきている。

 

Story of a New Zealand River 2011      Michael Parekowhai (1968- )

 

ニュージーランド文化の根源を成す先住民マオリ族。その部族の血をひく作家がグローバル化された現代アートに昔からのオセアニア美術を重ねてピアノを制作した。伝統のモティーフ・宇宙や波や植物をあらわす渦巻き模様の浮彫と嵌め細工でボディを飾り、鮮やかな朱色一色にラッカー塗料で仕上げてある。このピアノは2011年ベニスのビエンナーレに出品された。ながい作品名は、J.マンダ―作のニュージランド小説からきている。この物語は映画化され1993年カンヌ映画祭でパルム・ドールを受賞した。ニュージランド・オーストラリア・仏の合作「ピアノ・レッスン」である。

作品紹介に小さく注釈があった―会期中、作家の希望でピアノは定期的に演奏されます、詳細は受付で。

 

(Y)

 

「オセアニア」展 詳細

http://www.quaibranly.fr/en/exhibitions-and-events/at-the-museum/exhibitions/event-details/e/oceanie-38063/


ロエベ ファンデーション クラフト プライズ 2019 と 西川雅典

6月26日〜7月22日(月)まで、ロエベ クラフト プライズ2019 のファイナリスト29人の展示が青山の草月会館で行われた。

工房親 でも何度かご紹介している、漆作家の西川雅典作品が展示されていたので、私も観に行った。

 

西川雅典, 日本 『Form of the wind』漆、リネン生地、和紙、錫粉、白金粉、240 x 520 x 850 mm 2018年

 

100ヶ国以上の国から2500点に及ぶ作品からの29人のファイナリストの作品展示でイサム・ノグチの石を使った緩やかな空間に素晴らしい作品が並びとても良かった。


 

グランプリに輝いた作品はヨーロッパ在住の日本人の漆作家 石塚源太 の『Surface Tactility #11 』 。

 

日本の伝統的な漆の乾漆技法で現在の西洋での暮らしの中からインスピレーションして生まれてきた作品で、漆の赤のテリがひときわ美しいのか印象的だった。


同じく、漆作家の西川雅典の作品 "Form of the wind" は、風という抽象的なものを彼らしくシャープなフォルムで色を大胆に使って表現豊かな作品に仕立てている。

 

この展覧会を勧めて観てこられた方お二人の感想をご紹介する。

 

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先日、馬場さんがお話になっていたロエベの展示を観に行ってきました。

異素材の作品がとなり合うことで差が明確に表れ、それぞれの素材やテクスチャーの違いが見えやすい展示でしたね。
隙間や凹凸の心地よい連続による形態や偶然性を取り込んだ作品そして磨ぎあげられた表面が醸し出す深みなどそれぞれの素材に纏わる技法▪技術を駆使して仕事を全うしている作品が多く、その作品の佇まいには清々しさを感じました。

フォルムとテクスチャーがいい具合に補完し合っているので幾度観ても飽きることがないだろうなと思う作品もありました。

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皮革工芸品で世界的名声を誇るスペインの会社、ロエベ(Loewe)が、“ロエベ クラフト プライズ”の名で作品を一般公募し審査した。2019年のファイナリスト29名から最優秀作家1名を選定し、ファイナリスト作品を草月会館で展示している。 その選考基準は、現代のクラフトマンシップにおける卓越性、芸術的価値から新たなスタンダードを創出する才能、ビジョンを評価する。そのため9名の評価委員がマドリッドで応募全作品を評価した。その結果は世界のクラフトの現状のみならず世界中のクラフト文化の広がりを証明することになった。このようにロエベ財団は自己評価している。 ファイナリスト29名の国籍別分類によると、日本 10名、イギリス 4名、 韓国 4名、イタリア、2名、アメリカ 2名、その他は(ドイツ、スペイン、中國、デンマーク、イスラエル、オランダ、ニュージーランド、)それぞれ1名ずつ。圧倒的に日本が多く、次いでイギリス、韓国だ。芸術と言えばまず語られるフランスが、抜けているのも注目されよう。 これは芸術をファイン アート(Fine art)と呼ぶに対し、工芸をマイナー アート(Minor art)と称するごときが、工芸を一段と低く見る傾向を欧米に定着させた為と見られる。才能が溢れる芸術家を名乗れば、低位に評価される工芸をあえて目指すなど、フランス人の気質からはありえない。19世紀に勃興してきた産業の工業化が、工芸を工業的産物とみなし、フランス語で“art technique”(技法的芸術)と纏めたのも、才能ある芸術家の参入を躊躇させる要因となったはずだ。 このフランス的動向に反し、イギリスは詩人ウイリアム モリスの芸術と工芸の同化を目指す運動が巻き起こす旋風を無視できず、ドイツでもバウハウスの工芸教育が新たな方向性を示した。日本では、工芸を欧米諸国と異なり工業製品とは位置つけず、明治の殖産政策においても、世界市場に受け入れられる作品を、良しとしている。 日本では実用が優先され、“実用の美”“なる言葉”さえ生み出した。これとは別系譜となる装飾美に、作家の感覚、感性を入れ込む作品が、特に戦後出現する。実用から離れた作品を日展は取上げだす。これらを工芸と称するのか、日本の評論家は決めかねているのが現状だ。 斯様な工芸、クラフトの動向を頭に入れながら展示会を回ると、ロエベ財団の審査員は、実用性より芸術作品に近接する方向性を求めたと判る。添付した写真の(左)は若い日本人作家の作品で、””Surface Tactility # 11”, 最優秀賞を受賞。 日本の伝統的な乾漆技法と天然漆を基本に、“目に見えないものに形を与え、過去と現在の相互関係に想いを巡らせている”と作者は言う。 (右)も日本人作家の作品。“”Form of the wind”この作品での受賞はかなわなかったものの、朝日現代クラフト展での大賞など、数多くの受賞歴があり、日本クラフトデザイン協会会員。この作品も乾漆技法が用いっれており、目に見えずとも絶えず吹く風が生み出す様相を、作品の表面に出した、とは作者の言葉。 唐招提寺に座します国宝鑑真和上もこの乾漆技法で作られている。その技法を現代に生かし、作品に生かせるとは、日本人作家の喜びであろう。鑑真和上坐像からの発展をたどる気持ちで、これら作品を、私は鑑賞した。欧米が到底及ばないクラフト技法を、長い年月を超え伝える日本の芸術的豊かさこそが、深く理解されるべきだ、と。 この展示会の入場料は無料。若い女性方が多く鑑賞しておられ、日本でのクラフト芸術への関心の広がりが見えて、楽しいひと時を過ごした。会期は7月22日まで、時間は10:00 − 19:00.金曜のみ20:00まで。 

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西川氏自身からも今回とても良い経験になりこれから益々精進して行きたいとの感想を頂いた。

 

馬場隆子


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