【報告】「二人のショー」関連イベント 2月8日(土)16:00-17:00 トークショー

本展作家の「二人」(宇田川直寛+横田大輔)と本展キュレーターの深川雅文(キュレーター/クリティック)によるトークショーの様子をご報告します。参加いただいた方は40名を数え、「二人」への関心の高さを実感しました。

 

トーク会場写真 (写真: 右手より 宇田川直寛、横田大輔、深川雅文)

 

 

深川が進行を務め、次のキーワードについてお二人にお話を伺う形で進めました。

これらのキーワードは、「二人のショー」展を拝見するなかで、頭に浮かんできたものでした。

それぞれのテーマについて、三人で互いに意見交換を行い、認識を深めることができました。


「写真は死んだ」
「イメージとダメージ」
「カメラ・オブスクラ」
「写真ゲーム」
「言葉とイメージ 」
「山を登る / アートの山」

 

これらについて「二人」とのトークを踏まえて現在「断章」を執筆しています。

会期中(〜2/29)のブログでアップしたいと思います。


深川雅文

 

1. 横田大輔による宇田川直寛のプロファイリング映像

 

2.宇田川直寛による横田大輔のプロファイリング映像

 

3.二人のプロファイリング映像を中心に、この過程で撮影された室内外の光景がコラージュ的に配置されている

 

 

二人《二人のショー》より 2020 (工房 親 での展示風景) ©Two People

 

4.二人の共同作業から生まれたボックス作品とフォトコラージュ作品を展示

 

 

 

展覧会名  『二人のショー』( 英:Two People Show ) 第12回恵比寿映像祭 YEBIZO MEETS 地域連携プログラム 

会期    2020年2月1日(土) - 2月29日(土) 


Artist
二人 (宇田川直寛、横田大輔)

 

キュレーター
深川雅文 (キュレーター/ クリティック )

 

トークショー (無料)
2月8日(土) 4pm - 5pm

オープニング ( どなた様でもご参加頂けます。)
2月8日(土) 5:30pm ~ 7pm

 

開廊    水 - 日   12:00 - 19:00
      (日曜は18時まで。展示最終日2/29は17:00まで。)

休廊    月・火・第一水曜(2/5)

会場    工房 親 CHIKA

      〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿 2-21-3

TEL / FAX 03-3449-9271

交通    地下鉄日比谷線「広尾駅」2番出口 徒歩6分

      JR山手線「恵比寿駅」西口 徒歩15分 

      渋谷より都バス06 新橋行・赤羽橋行「広尾5丁目」下車 徒歩3分

Website   http://www.kobochika.com


「二人のショー」開催中

2月1日(土)から開催している企画展「二人のショー」

 

二人《二人のショー》より 2020  ©Two People

 

明日2月8日(土)には、16:00-17:00にトークイベントを開催いたします。(無料/予約不要)「二人」(宇田川直寛、横田大輔)と本展キュレーター深川雅文(キュレーター/クリティック)によるトークの後には、オープニングを開催いたします。(17:30-19:00) 

 

暗い会場の中に現れる映像作品。

本展のインストールには数日間を用しました。その様子を一部紹介いたします。

 

ブラウン菅やスピーカー、資材が次々と搬入されます。

 

 

 

柱と柱の間に白いロール紙をセット。暗くするとスクリーンになります。

 

連日、二人で考えを巡らせながら話し合い作業を進めます。

 

 

途中、本展キュレーターの深川雅文氏が自転車に乗ってやってきました。

作家と展示についてのやり取りをしました。

 

カセットにレコーディングをする宇田川直寛さん。

 

モニターの調整をする横田大輔さん。

 

出力する映像の選択や音声の調整など、調整に調整を重ね完成。

「二人」のコミュニケーションの様子が作品から垣間見られるように、作業中もコミュニケーションを重ねられている点が印象的でした。

 

展覧会名  『二人のショー』( 英:Two People Show ) 第12回恵比寿映像祭 YEBIZO MEETS 地域連携プログラム 

会期    2020年2月1日(土) - 2月29日(土) 


Artist
二人 (宇田川直寛、横田大輔)

キュレーター
深川雅文 (キュレーター/ クリティック )

トークショー (無料)
2月8日(土) 4pm - 5pm

オープニング ( どなた様でもご参加頂けます。)
2月8日(土) 5:30pm ~ 7pm

開廊    水 - 日   12:00 - 19:00 
      (日曜は18時まで。展示最終日2/29は17:00まで。)

休廊    月・火・第一水曜(2/5)

会場    工房 親 CHIKA

      〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿 2-21-3

TEL / FAX 03-3449-9271

交通    地下鉄日比谷線「広尾駅」2番出口 徒歩6分

      JR山手線「恵比寿駅」西口 徒歩15分 

      渋谷より都バス06 新橋行・赤羽橋行「広尾5丁目」下車 徒歩3分

Website   http://www.kobochika.com


第12回恵比寿映像祭 (2020)

2月の企画展は「第12回恵比寿映像祭 - YEBIZO MEETS 地域連携プログラム - 」に参加!!

工房親では、ユニット「二人」(宇田川直寛、横田大輔)による「二人のショー」を2月1日から2月29日まで開催いたします。

 

今回のブログでは参加いたします「恵比寿映像祭」の紹介をメインに弊廊での展示を紹介いたします。

 

今年で12回目を迎える「恵比寿映像祭」は東京都写真美術館をメイン会場に2月7日から2月23日の間に開催されます。今年のテーマは「時間を想像する」。プログラムは展覧会からトークイベントなど多岐に渡ります。詳細は「恵比寿映像祭」websiteを要チェック。

 

恵比寿映像祭とは、どのようなイベントなのか改めて確認のため、以下に恵比寿映像祭の概要を公式websiteから引用いたします。

 

2020年、恵比寿映像祭は、「時間とは何か」という映像が併せ持つ本質に迫ります。

恵比寿映像祭は、年に一度、15日間にわたり展示、上映、ライヴ・イヴェント、トーク・セッションなどを複合的に行う映像とアートの国際フェスティヴァルです。映像分野における創造活動の活性化をめざし、東京都写真美術館全館および地域会場で開催されます。第12回となる今回は、「時間とは何か」という映像が併せ持つ本質について迫ります。展示や上映の作品から、鑑賞者と映像を巡り・楽しみ・考えるプログラム「YEBIZO MEETS」の展開までを通じて、多様な映像表現に触れていきます。

 

( 参照 )第12回恵比寿映像祭 Websiteよりhttps://www.yebizo.com/jp/information/

 

工房親は「恵比寿映像」のプログラムの中の「YEBIZO MEETS 地域連携プログラム」に参加いたします。「恵比寿映像祭」会期中の2月7日〜2月23日まで工房親での展覧会「二人のショー」と合わせて、恵比寿でアートをご堪能頂けます。メイン会場の東京都写真美術館の入場料は一部プログラムを除き無料です。映像とアートの国際フェスティヴァルをお見逃しなく!!

 

 

「二人のショー」

2019年夏に、宇田川直寛と横田大輔によって結成されたユニット「二人」による初の展覧会。現代における写真と映像による表現の可能性を問いかけるスリリングで実験的な試みとなります。

本展覧会のキュレーションに深川雅文氏(キュレーター/ クリティック )を迎え、会期中には「二人」( 宇田川直寛・横田大輔 ) とキュレーター深川雅文氏によるトークを2月8日(土)4pm〜5pmに開催、同日5:30pm〜7:00pmにオープニングレセプションを開催します。(どなたでもご自由にご参加いただけます。)


以下にキュレーター深川雅文氏のコメントとアーティストトークを記します。

 

二人とは何者か? 深川雅文(キュレーター/クリティック)

人と人、ふたり。人と人の間には隔たりがある。しかし、人は孤絶して存在しているのではない。『人間の学としての倫理学』を執筆した哲学者、和辻哲郎は「人間」を「じんかん」と呼び、その「間」こそが人間を人間たらしめる存在の基盤となると述べ西欧哲学の伝統的な人間学からの解放の道を示した。二人の間に何があるのか? それは無限の可能性があるだろう。
愛がある場合もあれば、憎がある場合もある。その様相は、二人の眼差し、所作、そして何よりも交わされる言葉や会話に現れるだろう。二人が何者なのか、どのような心と思考を持っているのか、そもそもどういう人間なのかはこうしたやりとりの中に自ずと開き示される。今回、展示する作家ユニット「二人」を構成する宇田川直寛と横田大輔は、個々に作家活動を行いながらグループとしても活動してきた。「二人」としての最初の発表となる本展覧会では、彼らが常日頃行なっている会話を展示のために集中して行いそれを素材として映像とともにギャラリー空間の中に出現させる。展示を体験するあなたは、二人の会話とその「地」にある不可視の「間」に直面して何を感受するのか? あるいは感受しないのか? 感受と不感受の間に何があるのか? 人間存在の迷宮を巡るエニグマが噴出するとともにその解読ゲームが起動する。

 

 

アーティストコメント

「私たち二人の関係性は“何かを作る”という目的によって担保されている。
 しかしなぜ二人なのか、なぜ共同で何かを作ろうとしているのか、そもそも私たちそれぞれが制作する理由とは一体なんなのか。
 一つの問題を遡ることで根本的な問いに直面することになるのだが、そこに明確な回答があるわけではない上に、お互い他人である私たちが同一の回答を見つけ出すことはそもそも不可能である。結果的に言えば、共通意識/認識の元で明確な回答を持ち合わせた制作を行いたいわけではない。  
 おそらく、制作の為に保たれている関係というのは嘘であって、本当は関係を保つ為に制作という仮の目的が必要なだけなのだろう。」

 

 

 

展覧会名  『二人のショー』( 英:Two People Show ) 第12回恵比寿映像祭 YEBIZO MEETS 地域連携プログラム 

会期    2020年2月1日(土) - 2月29日(土) 


Artist
二人 (宇田川直寛、横田大輔)

キュレーター
深川雅文 (キュレーター/ クリティック )

トークショー (無料)
2月8日(土) 4pm - 5pm

オープニング ( どなた様でもご参加頂けます。)
2月8日(土) 5:30pm ~ 7pm

開廊    水 - 日   12:00 - 19:00 
      (日曜は18時まで。展示最終日2/29は17:00まで。)

休廊    月・火・第一水曜(2/5)

会場    工房 親 CHIKA

      〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿 2-21-3

TEL / FAX 03-3449-9271

交通    地下鉄日比谷線「広尾駅」2番出口 徒歩6分

      JR山手線「恵比寿駅」西口 徒歩15分 

      渋谷より都バス06 新橋行・赤羽橋行「広尾5丁目」下車 徒歩3分

Website   http://www.kobochika.com


▼第12回恵比寿映像祭

THE IMAGINATION OF TIME
時間を想像する

会期
2020年2月7日(金)−2月23日(日・祝)
10:00−20:00 (最終日は18:00まで)
10日(月)、17日(月)をのぞく15日間

会場
東京都写真美術館
日仏会館 / ザ・ガーデンルーム / 恵比寿ガーデンプレイス センター広場、地域連帯各所ほか

Website  https://www.yebizo.com/jp/


閉幕まであと2日「春韻」展

令和初のお正月、工房  親  の展覧会は、恒例の春韻展で、スタートした。

 

今年、チカは30周年ということで、一つ一つの展覧会に、より一層の力を入れている。

 

△展示風景 ( 左5点 小林翼、右2点 福室みずほ )

 

女性6人の作家で、春をイメージした作品は平面作品に加えて、オブジェ作品が展示されている。

 

それら違う素材や、個性ある作品のテーマ 「春」に沿って、空間全体を美しいハーモニーにまとめているのは、展示監修に当たっている、クボタタケオによる。

 

△展示風景 ( 左3点 好宮佐知子、右4点 (ドローイング) 架菜梨案)

 

△展示風景 ( 左2点 山神悦子、右2点 大渕花波 )

 

△展示風景 (架菜梨案)

 

作品一点だけでなく、全体の演出を感じて、作品購入者の方々の展示方法や意識を更に高めて頂きたい想いがある。

 

30周年に当たりご高覧者の感想を以下に紹介していく。

 

知り合いで、美術に関心はほとんどなく、何の予備知識もなく、私を訪ねて来た方は、入られて、開口一番、「あっ、ここはもう春ですね!」。

 

美術畑で、長年活躍し、今も、美大で教えている方、

「この空間は、トゲトゲした空気でなく、大変清々しく居心地が良い。

作品の質は、もとより、作家の人柄の良さを感じる。

特に、好宮佐知子は、小川糸の「ツバキ文具店」の小説のような日本の懐かしさや暖かみを感じる。

山神悦子は、油絵だが、着物にしたい「和」を感じる。

 

大渕花波は、額と絵の関係性が、逆転していて面白い。」

 

又、別の方は、小林翼の石のオブジェに、「拾った石が、このようなアートになる」と感心。

 

評論家の一人は、「このようなグループ展を通して、出会った作家から、個展を見る機会を持ちたい。」

 

以上ほんの一部だが、感想を紹介した。

 

会期は、26日までと、あと2日のみです。25日(土)は12:00-19:00までオープン。

 

26日(日)最終日は、夕方5時までに、お一人でも多くのご来場をお待ちしています!

 

△展示風景 ( 左2点 好宮佐知子、中4点 (ドローイング) 架菜梨案、右1点 大渕花波 )

 

△展示風景 ( 左4点 (ドローイング) 架菜梨案、右2点 山神悦子 )

 

馬場隆子

 

 

展覧会名  春韻 (Shunin)

会期    2020年1月10日(金) - 1月26日(日) 

 

<作家> ( 50音順)
大渕花波   Ohbuchi Kanami
架菜梨案   Kanaria
小林翼    Kobayashi Tsubasa
福室みずほ  Fukumuro Mizuho
山神悦子   Yamagami Etsuko
好宮佐知子  Yoshimiya Sachiko


オープニング ( どなた様でもご参加頂けます。)
1月12日(日) 15:00 - 17:00 

開廊    水 - 日   12:00 - 19:00
      (日曜は18時まで。展示最終日1/26は17:00まで。)

休廊    月・火 (祝日 1月13日(月) は休廊 )

会場    工房親

      〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿 2-21-3

TEL / FAX 03-3449-9271

交通    地下鉄日比谷線「広尾駅」2番出口 徒歩6分

      JR山手線「恵比寿駅」西口 徒歩15分 

      渋谷より都バス06 新橋行・赤羽橋行「広尾5丁目」下車 徒歩3分

Website   http://www.kobochika.com


展覧会 / 展示作品のお問い合わについては info(*)kobochika.com (*)を@に変えてメール送信下さい。


「春韻」作家紹介

まもなく、会期折り返しとなる「春韻」展。

1月12日(日)には、オープニングにご来場下さいました皆様ありがとうございました!!

会期は1月26日(日)まで。残り9日、皆様のご来場お待ちしています✳ ( 月・火 休廊 )

 

前回に引き続き、作家紹介として3名紹介いたします。

 

●作家紹介 ( アルファベット順 )

大渕花波 Ohbuchi Kanami

山神悦子   Yamagami Etsuko
好宮佐知子  Yoshibayashi Sachiko

 

会期中の作家在廊予定日は下記をご参照ください。

 

▼作家在廊スケジュール
1/17(金) 2-4pm 山神悦子
1/19(日) 2-3pm 小林翼 / 2-5pm 山神悦子 
1/25(土) 2-3pm 小林翼 / 2-5pm 山神悦子 / 大渕花波・福室みずほ
1/26(日) 4pm〜 小林翼 / 福室みずほ (展覧会最終日5pmまで)

 

 

大渕花波 Ohbuchi Kanami

 

「おばけのパーフェクション」(2019) 綿布にアクリル、ハトメ 161×95×2cm

額縁の中に額縁を集めたものを配置しました。

 

「おばけのポートレート」(2019) 綿布にアクリル、ハトメ 200×83×4cm

額縁を集めたもののポートレートを描きました。

 

 

 

「おばけのケイオス」(2019) 木片に額縁、アクリル (上)12×10×9cm (し)9.3×10×9cm

額縁の切れ端を木片と組み合わせた立体作品。

 

●展示作品についてお聞かせください。また、新たに試みたことや特にこだわった部分があればお聞かせください。

 

今まではかなりの大作か、小作のどちらかを制作していましたので、中くらいのサイズ感の作品

はこの度初めて制作しました。また、額縁を抽象絵画のように描くコンセプトも初の試みです。

2020 年最初の展示ということもあり、新しくもあり、あたたかみのある作風を心掛けました。

 

●2020年、年初めの展覧会となりますが、今後の活動の目標や挑戦したいこと、制作の姿勢などをお聞かせください。

 

今年は昨年に発見したテーマを引き続きメインコンセプトとし、さらに発展させ、制作していき

たいと考えております。また額縁を主体とした立体作品なども作っていきたいです。

 

●全員の作品が展示された空間について感想をお聞かせください。

 

それぞれの個性が尊重されつつ、統一感のある空間になったと思います。
様々なマテリアルの作品がありますので、どの壁をとっても面白いかと思います。

 

[略歴]
1996年 東京に生まれる
2019年3月 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻 卒業
2019年4月 多摩美術大学大学院美術研究科油画研究領域 入学
2020年現在 同大学 在学中


[おもな展示歴]
2016年3月『好奇心』STUDIO DUST BUNNY
2016年5月『桃と花』個人宅
2018年6月『桃と花/余白を読む』ギャラリー親
2018年9月『モノクロマティカ后戰侫螢絅Εャラリー
2018年11月『猫も食べちゃう』多摩美術大学
2019年11月『Guest house』裏参道ガーデン

[受賞歴]
2019年度多摩美術大学 油画専攻 卒業制作 優秀賞 受賞

 

 

 

山神悦子   Yamagami Etsuko

 

(右)「水色のオパール」(2019)  oil on canvas  65.2×65.2cm

河口湖の湖畔にある山梨宝石博物館に展示してあるオパールの原石がモチーフになっています。

 

(ひ)「ブラジルの石」(2019)  oil on canvas  65.2×65.2cm

モチーフは山梨宝石博物館にあるラブラドライトの原石で、実物は光沢のある暗緑色と金色の組

み合わせから成ります。

 

 

(右)「オレンジ色のオパール」(2019)  oil on canvas  24.2×33.3cm

オパールをネット検索すると様々な画像が出て来ます。これはエチオピア産のオパールがモチー

フになっています。鮮やかなオレンジ色と黄緑色の石。

 

(左)「山頂の石」(2019)  oil on canvas  24.2×33.3cm

長瀞の埼玉県立自然の博物館に展示されている武甲山旧山頂で産出した石灰岩がモチーフにな

っています。石灰岩から作られる漆喰の白のイメージと石の表面のヒビの線を作品にしました。

 

●展示作品についてお聞かせください。また、新たに試みたことや特にこだわった部分があればお聞かせください。

「水色のオパール」と「ブラジルの石」は河口湖の山梨宝石博物館で取材しました。同じ大

きさの二つの画面を並べることで、明るく軽快な作品と、暗くて重厚な作品の対照を見せたい

と思いました。

 

「山頂の石」は長瀞の埼玉県立自然の博物館で取材しました。モチーフは武甲山の山頂から

産出した石灰岩ですが、石灰岩採掘により山容が大きく変化し、旧山頂はすでに失われていま

す。石灰岩は漆喰やセメントの材料として人間の役に立ちますが、縄文の遺跡や希少植物は失

われてしまいました。モデルの石は灰色ですが、漆喰の白に置き換え、表面の傷を綺麗な青色

で表すことで、石へのオマージュとしました。

 

「オレンジ色のオパール」はウェブサイトで見つけた画像で、エチオピア産のものです。鮮

やかな色が印象的な石です。

 

●2020年、年初めの展覧会となりますが、今後の活動の目標や挑戦したいこと、制作の姿勢などをお聞かせください。

 前回私が「春韻」に参加したのは2016 年でした。その時はモチーフに鉱物を取り上げ始めて

1 年程だったので、今振り返るとモチーフに捉われていたように思います。4 年の時を経て、最

近では具体的な鉱物からインスピレーションを得た上で、自分本来のリズムに従って画面を作ろ

うと努めています。

 

 昨年から取材先に渓谷や海岸などを選び、その景観をモチーフにした制作を試み始めました。

自分のものにするには時間がかかりそうですが、スケールの大きな岩石の様相を横長の画面にし

てみたいと思っています。

 

●全員の作品が展示された空間について感想をお聞かせください。

 

 参加作家はそれぞれ独自の世界を持っていて、それに相応しい表現方法を使って作品を制作しています。それは当然の前提と言えますが、ここではそれらの個性がお互いを引き立てあって、多様でありながら調和した豊かな展示空間を作り出しています。実際にそこに身を置き、作品を観る楽しさを体験して欲しい展覧会だと思います。

 

 

[略歴]
1950年 香川県生まれ
1973年 お茶の水女子大学家政学部卒業
1989年から個展、グループ展で、油彩、ドローイング、版画などを発表している。
マケドニア、ブルガリアでの滞在制作、スペイン、フランスでの版画ビエンナーレ入選、大阪、ベルギー、香港でのアートフェアー参加などの活動のほか、装画もしている。工房親では1999年から個展、2人展、グループ展で作品を発表している。

 

 

 

好宮佐知子  Yoshibayashi Sachiko

 

 

(右)「季節のアーチ(2 月)」(2019)  水彩ガッシュ、白亜地、寒冷紗、パネル  45.5×38cm

食事の席でそれぞれの時間を楽しんでいる時目にした光景です。鮮やかに浮かび上がる光と陰に

目を止める人、止めない人、様々で、それら全ての感覚が記憶に引っかかっています。

 

(中)「木々の色(3 月)」(2019)  水彩ガッシュ、白亜地、寒冷紗、パネル  53×45.5cm

一日に何度も出入りする空間ですが、いつも見えるわけではありません。季節によって時間によ

って、見えたり見えなかったりする光景です。

 

(左)「新しい光(1 月)」(2019) 水彩ガッシュ、白亜地、寒冷紗、パネル  33.3×24.2cm

階段を降りると、目の前の壁に清々しい光がきらめいていました。

 

●展示作品についてお聞かせください。また、新たに試みたことや特にこだわった部分があればお聞かせください。

 

記憶の中の感覚を再現するために、鮮やかな色調を意識しました。また、同じ色の面でも濃淡

ができるように絵の具をのせました。

 

●2020年、年初めの展覧会となりますが、今後の活動の目標や挑戦したいこと、制作の姿勢などをお聞かせください。

 

今年は、昨年よりももう少し自分の時間が取れそうですので、集中して制作したいと思います。

そして、もっとフレスコの作品を作りたいです。

 

●全員の作品が展示された空間について感想をお聞かせください。

 

それぞれの作品世界が尊重されながらも、春韻展というテーマを持ったまとまりのある展示になったと思います。

 

 

[略歴]

1977 東京生まれ
2005〜2006 イタリア世界遺産ガッラ・プラチディア廟モザイクの保存と現地修復活動への参加
2006 東京藝術大学大学院美術研究科 博士後期課程美術専攻(壁画)修了
2015〜2018 東京藝術大学非常勤講師
2017〜   愛知県立芸術大学非常勤講師
2019 「さまざまな形、さまざまな色」工房親
                 他展示多数
賞歴
2003  第8回ADSP 資生堂
2007  Shanghai Art Fair Emerging Artists Exhibition Shanghai MART 中国 特別賞
パブリックコレクション  台東区 東京

 

 

 

 

展覧会名  春韻 (Shunin)

会期    2020年1月10日(金) - 1月26日(日) 


オープニング ( どなた様でもご参加頂けます。)
1月12日(日) 15:00 - 17:00 

開廊    水 - 日   12:00 - 19:00
      (日曜は18時まで。展示最終日1/26は17:00まで。)

休廊    月・火 (祝日 1月13日(月) は休廊 )

会場    工房親

      〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿 2-21-3

TEL / FAX 03-3449-9271

交通    地下鉄日比谷線「広尾駅」2番出口 徒歩6分

      JR山手線「恵比寿駅」西口 徒歩15分 

      渋谷より都バス06 新橋行・赤羽橋行「広尾5丁目」下車 徒歩3分

Website   http://www.kobochika.com


展覧会についてのお問い合わせ info(*)kobochika.com (*)を@に変えてメール送信下さい。


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